玄関、靴箱の天板補修例です。アロマキャンドルの火をつけたまま放置し、焼け焦げてしまった状態です。(↑それにしても、火事にならなくて良かったですね)表面だけでなく、かなり深い部分まで炭化していたので、まずその部分を取り除きます。下処理をしっかりする事で、良い仕上がりと耐久性に繫がると考えています。
液状の接着剤で目止めをした後、エポキシ樹脂のパテを埋めます。この際、パテを盛り過ぎない様、なるべく平らに埋める事が大切です。パテの盛り過ぎや雑な埋め方により、削りの作業時間が増えてしまうのを防ぐ為です。
大小様々な当て木を使い、紙ヤスリで丁寧に平らを出した後、ベースの色から着色します。その後、木目を正確に再現していきます。さらに、ベース色、木目色共に微調整を重ね、見栄えを良くしていきます。この際、周囲にある、小さな焦げ跡も一緒にお直しする事で、自然な仕上がりになります。
色の微調整が終わった後、コーティングやツヤ合わせ剤を使用し、周囲と違和感が出ない様に最終調整です。この工程を施す事により、補修部分を長期間綺麗に保てます。木の素材、照明や自然光の当たり具合等の要因で、見る角度により、色がピッタリに見えない事もあります。経験上、作業前の段階で、どれくらい綺麗に仕上がるかを予測し、お客様にお伝えしてから補修作業をさせて頂き、ご納得頂ける仕上がりを目指しています。
電車でお越しの場合 : つくばエクスプレス 八潮駅から徒歩9分お車でお越しの場合 : 大瀬の信号を目指してお越し下さい【駐車場有り(1台)】